彼岸花もきんもくせいも

150 150 山下とうふ店

今年は10月に入ってからでした。きんもくせいのほうがやや遅くここのところの雨であっという間になくなってしまいました。ノウゼンカズラと百日紅は6月ごろからずーっと咲いていてここにきてやっと終了というところです。アジサイの秋咲きもいまぽつんぽつんと咲いています。

最近の標準でいうと”平年並み”というのでしょうか。

午後小雨の中5反を草取りしました。草むしりでも草刈りでもない草の引っこ抜きです。最後に周辺部をナイロンカッターで草刈り。すっきりしました。もう食べられる状態の枝豆も借金ナシとすずの大豆で見つけられました。

ウルトラセブンをBSで毎週やってますがきちんと観ています。デジタルリマスターでとてもあざやかに色再現しています。毒蝮さんが伊藤・・・ということは知っていましたのでキャストのところを注意してみていると伊藤佐吉とありました。老け顔のひとなので今と全然変わらないですね、今も若い。

怪獣や地球防衛隊の機器、車、飛行機(ウルトラホーク)等いかにもおもちゃで、よくこんなもの夢中で観ていたんだなと笑ってしまいましたが、今の人間はその後の映像の進化を知っているのでそういうことになるのかと思いますが当時としては事前の特殊映像経験がゴジラくらいしかないわけで夢中になれたのもむべなるかなです。アメリカのサンダーバードと同じころの作品なのかな、人形と実写の違いはありますがなんとなく似ています。

ずれた時間にいるひとたちの考え・感覚を理解しようとするとき丸山真男が「他者感覚」という言葉を使って柔らかい対応の必要さを説いていますが、ウルトラマン・シリーズもそういうふうに見れば楽しめます・・・というかそんなものなくても楽しんで観ちゃいました。

“他者”という言葉は今思想界でもはやりの言葉で、丸山真男の’融通を利かす’とは別の意味で、差別の道具としての’他者の創造、でっちあげ’という使い方で語られている場を多く見受けられます。ノーベル文学賞を受賞した・・・(名前忘れました)さんという方が、他者のなんとかという本を書いていたと思います。この意味での使い方は紀元前のおおむかしから世界各地で使われてきたものです。支配する側の便利な道具だったのでしょう・・・今でも。social なんとかにもそういうニュアンスが感じられ、実際コロナ禍ではわが国だけでなくあちこちで「他者」騒動が起きてしまっていますね。

「他者」でおおきな議論ができそうです。