桜の開き方にも

150 150 山下とうふ店

ばらつきがあり米軍通信基地内のヤオコーよりの一本桜はほぼ満開のように見える一方東川沿いの桜は二分三分。

 時期に合わせて桜餅を食べましたが食品表示の末尾/のあとは紅麹着色料となっていましたが、要するに赤い食品はイチゴの赤を抜かすとおおむね紅麹を昔から使ってきたのかなと感じられました。何も起きてこなかった・・・といってもこちとらはただの消費者。麹は経験的に良き発酵文化の準主役、なくてはならないものです。今回の事件・事故はまだまだ解明されないと思いますが、しろうとの予測になりますが麹や麴から発生したものが原因ではないような気がするんですけどね。

 夕方まったくの偶然ですがBSで新日本紀行だろうか『発行大国 日本』という番組をやっていてその途中から観ました。新潟のかんずりからです・・青ヶ島の鬼辛を思い出しながら。これはことばで製造の工程をおおざっぱには知っていたのですが映像でだいぶ情報が補足され役に立ちしかもうれしかったです。そのあとなんと青ヶ島の画が出てきたので「鬼辛か青酎」とドキドキしてみていたのですが青酎でした。どちらでもうれしいです。青ヶ島は緑に覆われてはいるものの水には不自由していて生活水も焼酎も雨水を殺菌して使っているのですが、材料のさつまいも、麹も島の中の自然から生まれたものでお酒の作り方としては極めて珍しいものだということです。麴菌は森の中のオオタニワタリというシダ類の葉っぱの裏に住んでいるものからとられているということでなにからなにまで天然です。お酒は家庭の奥さんが夫に飲ませるために造っていたということで家庭によって味が違う、杜氏はそれぞれの家庭の奥さん、その流れを汲んで杜氏がたくさんいて今は一つの大きな建物の中で杜氏それぞれのたるを並べて作っていました。自分が買ってくるのはラベルに池之沢の書いたやつですがテレビでは菊池・・・、奥山・・・、広江・・・、と但し書きのついたものがたくさん並んでいました。

 番組の案内役をしていた小倉ヒラクさんというかたのお話が秀逸でした、本で調べたことだけじゃない重みがありました。この人の名前を知ったこともおおきな収穫でした。

 紅麹の大騒ぎの時に、何かこの番組は麹菌に世話になっている日本の多くの食品製造業のひとたちを励ましているようにも感じられうれしかったです。発酵学の小泉文夫・・じゃない小泉武夫先生かな、どんな説明をしてくれるのかな・・・一度だけ講演を聞いたことがありますがとてもよかったです。サプリメントというといちどだけロート製薬のものを一週間くらい飲み続けましたが飽きてしまいました。痩せるとかコレステロール・・・というとすぐとびつきたくなるのが現代人の・・・。