おとといの雪は

150 150 山下とうふ店

たいした量の雪ではありませんでしたが、昨日の朝は大変でした。どちらかというとこの辺は今回の関東の降雪地域で一番北端のようで、都心のほうが積雪がまとまってたようです。時期が一月のはじめということで気温そのものが低いため、昨日の朝は建物の陰で日陰になるところは朝はスケートリンク、昼過ぎてもブレーキなどかけられない路面状態でした。緊張し通しでした。今朝もつんつるてんのところがけっこうあり怖かったです。

手荒れがひどく箸をつかむのは親指からの3本を使いまわすのでなく親指とその他4本のグループひとかたまりで箸をつかむというていたらくです。いたくて話にならないのですが、仕事をしているときはぬれていてやわらかくなっているせいかなんでもないのですが。

新聞の人生相談欄はよくみますが今日のは親の介護をめぐって、親のカネを握っている兄弟の悪口を言ってる相談者が逆に回答者におこられている内容でした。時々こういうパターンが出てきます。親の面倒なにもみてない質問者の愚かさ・幼稚さがたたかれていました。こういった相談員仕事、コンクールの審査員、評論家というものは相談者・審査されている当事者が考察されているということは当たり前のことですが、実は一番丸裸にされているのは回答する側・審査する側の見識なのかなと思います。ショパンコンクールではよくこのことが言われていますが、技術そのものが極限までレベルアップしてしまっている現在何を審査するかというと「より人間的なこと、個性、クリエイティビティ・・・」ということになってしまいそれが行きすぎるとこんどはその反対と行ったり来たりの論争になるのかな。若手にとって目標となる競技会に勝つことは大事な”機会提供の場”ではあると思いますがね。審査員をお断りしている大物演奏家がいるのもこの辺が理由なのかしら。コンクール荒らしを経てない大家もいますけど。演奏や職人技のコンクールそのものの頂点にあるショパンコンクールは伝統・古典技能審査の象徴みたいなイベントでいろんなことを考えさせられます。審査員の力の誇示みたいなものが現実なのかなとも考えてしまいます。話が人生相談から飛んでしまいましたが、他人のことに意見をするのは大変なことだと思いました。

テレビドラマのフランス刑事ものを毎日観ていますが刑事の私的な事情が伏線というより事件そのものが伏線になっているような時が多々あり、お国柄というのかおもしろいなと思いました。美しい地方の風景が楽しみでわくわくしながら毎日みています。きのうのは特に主人公の刑事さんが美人の刑事さんで良かったです。やはり元刑事だった父親との確執が、刑事であったがゆえに起きた家族の不幸をからめて、しっかり描かれていました。もひとつ監察医がイギリスにしてもフランスにしてもほとんど女性というのは実態を表しているのでしょうか。

もひとつ『ローマの休日』も観てしまいました、何度見てもいいですね。roman holidaysというのは大昔のローマ帝国時代に貴族階級が奴隷階級の武人たちを見せモノの闘いをさせたりして楽しんだ時間のことをさすということが何かに書かれていて辞書を調べるとその通りだったので、世間にじろじろ見られているアン王女のこころと実際にローマで”遊べた”オーバーナイトの24時間の出来事を合わせて付けたしゃれた題名なんでしょうね。小道具にコダックのレチナⅠ型が使われていてにんまりとしました、エベレストへ最初にのぼったカメラもレチナⅠ型のテッサーレンズのものです、ヒラリー卿でしたっけ。コロンボがスコットランド・ヤードへ招待されていた時はアーガスの弁当箱で笑ってしまいましたがこういう小道具に注意しながら観ていると映画の楽しみも少し増加する感じです。