Youtube中毒で

150 150 山下とうふ店

なにかのはずみで”離島”を歩く系の番組に出会いました。山口県の萩諸島、櫃島(ひつしま)、相島、大島の有人島ですがよかったですね。櫃島などは人口二人(夫婦)で最後の家族つまり廃村直前というところですが島のお宮にはリュウキュウ榎の400年ものがあり歴史の古さを感じます。壇ノ浦に近いこともあり平家の落人によって守られてきた島だということに説得力がありました。大島にはこの島にたどり着いた平家の残党7人の塚もあり金田一さんの世界みたいでした。相島はスイカ、大島は大きな漁獲高ということで家の作り等見て、働き者の豊かな島だなと感じました。家の瓦も赤い石州瓦、しゃちほこを両端にしつらえた黒い瓦のりっぱな家と入り混じっている、サッシこそ修繕ではめ込まれているとはいえりっぱな日本の木の家ばかりで、ハウスメーカーの家などはひとつもありませんでした。ただ歩いているだけの映像でBGMなどなくて自然・生活の音しかしませんが、細い道、しかも坂道ばかり、でもすべて舗装してありマンホールがあるので下水は特に配慮されてきた感じがします、尾道の傾斜地の坂の住宅街を歩いているみたいです。

いい番組発見です。日本には島がいくつあるのでしょうか。しかもそもそもが無人でなかったものはどれくらいあるのでしょうかね。のぞき見みたいな旅は、住んでいる方たちには失礼にあたるかもしれませんが、テレビでは絶対取材しない、取材したとしても編集されすぎた番組とは違い”もうけものの知”のような気がします。学校の地理では教えてくれないこうした知識は宝物です。熊楠の感覚とも共通するところがあるように感じます。