枝豆もぎ兼つる草(ヒルガオ)・ナス科のなんとかさん除去が専門になってきて作業は楽ちんのように見えますが、かがむ姿勢はせいぜい一時間半ていどしかできないのでたいした仕事はできません。うちへ帰ってから別の農作業をやろうと午前中意気込んでいてもいざその段になると気力が落ちてしまっています。
今年は今のところ豊作のような気がしますが、高温によって虫が多いのかなとも考えますが気温が下がってきてヨトウムシ、尺取虫はとりあえずいなくなり葉っぱの虫食いはこれ以上にはならないようですがこれからいよいよカメムシの登場です。・・・が、どういうわけかカメさんの三大”品種”、いわゆる亀形・はで模様のカメムシ、ほそヘリカメムシは今のところ全く出会っていないのにくらべて丸カメムシは大量とはいえませんが例年並みに登場しています。カメムシが大量に見られるのはいつからだったっけ、枝豆が終わって硬くなってからだったでせうかね。全体的にはさやもたくさんついているので収量は多いような気がするのですが、選別前のことで虫食い等を引いていくとどうなることやら。
昨日五か月ぶりにコーヒーを淹れてみました。暑い間はふつうは既成の紙パック入り濃縮コーヒーを買って氷を入れて車に積んでいましたがさすがにこう気温が下がってくると冷たいのはいやになってしまいます。ここのところ不眠とはいえませんが半熟睡三時間でそのあと夢うつつ状態というのが毎日の睡眠でしたが、久しぶりの温かいコーヒーを断熱カップの三分の一くらいを九時ごろに飲んだらどういうわけか途中起きることもなく5、6時間くらい寝られました・・・といっても最後のほうは夢をみていました。このことは以前からあった傾向ですが、コーヒーを自分で淹れて飲むとなんかよく眠れるようです、これいったいなんなのでしょうか。ただしひと月おきの血液検査ではいつも先生から”脱水状態”ですと言われるので、コーヒーは飲んでもいいけど水をちびちびと一日中飲んでいなければならないようです。利尿作用の強いビール、コーヒー、緑茶は薬効もあるものの弊害もあるので要注意です。
グリーンブラットの著作が続けて二冊岩波新書になり、ずいぶんと有名になったもんだなと感心しています。一冊目はtyrantで暴君、今回のはsecond chances(チャンスは複数形)でsecond loveならぬ”人生のセカンド チャンス”ということてグリーンブラットが気鋭のフロイト学者との共作で作り上げたものです。テーマはどんなひとにも起こる当たり前のことを深く論じたものですが読みごたえがあり、終わりの近くなった年寄りばかりでなく若い人たちにも有益です。人生のハウツーもん書籍よりはるかにいいと思います。岩波では原著にない訳者の河合さんのあとがきも力がこもっていてよかったです。グリーンブラットの人生のひとつの結論なのか、若き人たちに向かってエールを送っているのか、わかりやすい文章で書かれています。原文もわかりやすい文章でかかれているので、両方読んだらいいと思います。語彙は多く持っているけど書く文章は削りに削ってやさしい言葉でつづるすぐれた知識人の文章です。

