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東北視察旅行

2004.8.21&22

宮城県のMさんの案内で東北の大豆農家さんを訪問いたしました。
一時台の新幹線で三時半ごろ古川に着き、登米郡の農家を訪問いたしました。
ただっぴろい平野は米や大豆等でおおわれた感じです。一面黄色くなったたんぼの米が美しい。幅のせまい川や用水路。あぜ道。わずかながらも稲作のおこなわれていた昔のわが所沢市下安松の風景を思い起こしてみました。
胸きゅんの風景です。
いつも行っている駒ヶ根の山間地の風景とはかなり異なっているようです。

青豆やタチナガハ・ミヤギシロメを30町歩ほど作付けしているAさんと一時間ほどお話させていただきました。
目のきらきらした農業ひとすじのかたでした。
あおまめを使わせていただいてますが豊かな味わいで色も明るいきれいなみどりの優秀な青豆です。
畑を見てみましたがまだ紫の花の状態でした。
日没時でさわやかな風にゆれている稲穂が印象的で、ふっと子どものころにもどったような気がしました。
こんな中で豆腐が作れたらな、などとのおもいがわいてしまいました。
また羽田から北海道へ向かう飛行機はここの真上を通るとのことでした。
仙台のそばなので今度気をつけて見てみようと思います。いつも山ばかり眺めていますが・・・。

遠くには蔵王連峰・大東岳、泉が岳、船形山、・・・栗駒はかすんでたようです。
尾瀬以北の東北へは70回ほどの山行回数がありますがまたまた元気なころの自分がよみがえってくるようで「明日は焼石・・・」なんて幻想をいだいてしまいました。
東北の山はいい。

宿への途中でおいしいソフトクリームをいただき一路一関の厳美渓へ向いました。
小生は疲れ切っていて11時には寝てしまっていましたがO氏とM氏は1時頃まで飲んでいておいしい辛口の日本酒を一升あけていたようです・・・若いですね。話題は大豆と豆腐だけの話しでいささか色気は欠如していたということです。

翌日O氏は一関の生産者、JA等を交えた会議に出、私とM氏は一路秋田を目指しました。

途中、平泉の中尊寺を訪れついに金色堂を観ました。
拝観券購入所を出、金色堂へ向かうのですが、何と鉄筋コンクリートの建物でした。教科書に載っている中尊寺金色堂・・・は何と鉄筋コンクリート製だったのか???
なんとそれは覆い屋だったのでした。老朽化を防ぐための屋上屋でした。その鉄筋のわきには以前使っていた江戸時代からの木造の覆い屋がありしかも重文でもありました、それだけ昔から大切にされてきたのでしょう。芭蕉が訪れた時も覆い屋はあったのかしら。

鉄筋コンクリートの中に入るとそれはそれはちいさな・・・茶室ぐらいの建物がありました。
壁等には金箔が張られ、釈迦三尊像の乗った壇や柱にはすてきな螺鈿細工がほどこされ、とてもおしゃれで粋な感じを受けました。決してけばけばしくない・・・おしゃれというしかない。たしかミイラのことも学校で習ったような気がするのですが。
京都からこんなにはなれた田舎にこんなに粋な文化が栄えていたというのは驚きのほかないです。
泰西名画・名曲のように動じようのない権威を獲得してしまったものをとりだされるとそれと真正面に向かい合うのはどうもおっくうになってしまうのがわれわれ知ったかぶりのスノッブというものなのですが、しかし時代を超えて評価されてきたものはきちんと向かい合って一度は対話しなければならないものだと思います。
国宝・・・、大切な国民の宝、国民の教養。
こんなせまい空間に国宝がいくつあるのかしら。埼玉県には2つしかないです。
・・・・・。

感動の余韻を大切にし中尊寺を後にして、北上で秋田道に入る。山間の道であったがほとんど居眠りしていました。
高速を降り仙北郡へ。
昔うちへ働きにきていたひとに仙北郡のかたがいたということは父親から聞いたことがあり、これもなんかの縁かなと感心してしまう。
生産者のSさんにお昼をごちそうになりながら豆腐作りや大豆の話しを。
ほ場も見学するがまだ花の状態です。
S産の経営するお店で豆乳のソフトクリームをいただく、絶品でした。濃厚なのだけど牛乳よりさっぱりとしていて後味がさわやか。機械を買って自分もやろうかな、日替わりで大豆を替えて。
Sさんこだわりのリュウホウをおくってもらうことを約束してあとの計画のためにはやばやと秋田を去ります。

鳥海はかすんでいて見えなかったですが、なんと真昼産地がどっしりとたのもしく鎮座ましましていました。
りっぱな真昼岳。どれが和賀岳かな。焼石や神室山はみえない。
真昼山地をこのようにまのあたりに眺められたのは感動的でした。雪を被っているころがいいでしょうね。

今度は岩手山を真正面に眺めながら国道で雫石・盛岡経由で安代へ。東北随一の名店「ふうせつか」さん見学です。この安代も山登りの思い出の地で、たしか荒屋新町とかいうJRの駅からだったと思いますが「七時雨山」山行が15年くらい前におこなわれています。姫神山とのセットの山行で楽しいハイキングでした。
一日に七回時雨れるということで、気象変化の激しいことをあらわしている地名なのでせうが、当時は開発云々の問題が起きていて大きな話題を全国に投げかけていたようです。

さてその名山のふもとの豆腐屋さんということで非常にほかほかする気分で何にもないみどりいっぱいの山間地のお店に着いたのは夕方4時過ぎでした。
先に着いていたO氏にはお待たせさせてしまいました。
店内はおしゃれで清潔感にあふれた粋な店作りになっていました。
相当な売上があるものと思われ、あおまめ、茶豆、そして赤豆までレギュラーになっているようで相当なお店と推察いたしました。生まれて初めて赤豆の豆腐を食べましたが甘くて旨みたっぷりの豆腐でした。上手に仕上がっています。
単独店舗の繁盛店で埼玉県都幾川のわたなべさん等とよく並び語られているお店です。
来てよかったです。
目のきらきらしたこ゜主人からこれまたおいしい黒豆のココアをご馳走になり5時ちょいとすぎには盛岡に向かいました。高速からは双耳峰の七時雨山がくっきりと眺められいい気分。やがて岩手山の秀麗な姿が・・・。この山は北側からの眺めが一番いい。特に七時雨山からの眺めは特筆に値し、姫神そのたのかぬかていの山々を従え遠くに早池峰を据えた箱庭的風景は絶品である。また登りたいな。

 やがてきれいな円錐の姫神山を左に見・・・そのふもとでは石川啄木が教鞭をとった渋民の小学校があったと思いますが・・・高速をとばして6時15分ころには盛岡駅に着いてしまいました。地酒を2本買い、電車内で飲む地ビールを買い、ごますりだんごをお土産に買い、盛岡をあとにしました。