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タマホマレ視察・京都ちょい旅

2004.9.18&19

遊心のグループによる契約栽培ということで滋賀県の野洲を訪れることになりました。
2004.9.18、三時半ごろの新幹線で・・・「ひかり」です・・・ゆっくり出発。無口の私はどうやら道中しゃべりっぱなしだったようで同行の大桃さんはかなり閉口していたのではないかと思います。通常はかわいい女の子の前でてれかくしにおしゃべりになるという現象は良くあるのですが、豆腐の話題だけで2人でカンビールのでかいやつ8本も空けながら野洲までしゃべり続けていたというのも今考えるとおかしなことです。米原で乗り換え・・・鳥人間コンテストでは、ここで下車して彦根の海水・・いやいや淡水浴場まで行ったことなどを思い出しました。
 野洲にはあっという間に着いてしまいました。
 だいぶできあがった状態で宿に着くのですがすぐに、奈良へ片上醤油さんを尋ねた埼玉屋さん・Kさん、大阪の宮北さん、石川の上野さん、フードジャーナル誌の金山さんによる宴会と相成りました。
 場末の居酒屋ではありましたが12時頃までべらべらとおしゃべりとなりました。片上醤油さんからいただいたという3種類のお醤油を嘗め比べなおかついま熟成中の「埼玉屋さんpresents」のタマホマレによるもろみをいただき感激のあまり胸きゅんしてしまいました。昔私の家のみそ蔵の真っ暗な部屋の奥のほうにこんなのがありこれにさといもの子どもを蒸かしたのを付けておやつに食べていたようなことを思い出しました。
 片上醤油さんの醤油はお取引させていただきたいと思います。しばしお待ちください。
 先帰り組みを見送ってから次へ・・・。
 二次会ではおしゃれなお店でおいしいカクテルにありつけ、幸せでした。いいお店です。飯能のO君所有の、その昔家一軒に値したあるいはライカ一台に相当したという蓄音機ほどではありませんが、ややスペックダウンした小粋な蓄音機も置いてあったりして、思わず一枚・一曲所望したくなりました。
 1時半、もう私とSはグロッキーです。
 M氏とO氏が宿に帰ってきたのは4時とのことでした・・・フロントのおにいさん、すいませんでした。
 
 朝までうつらうつらときちんと眠れないまま小生は時間を過ごしました。
 朝風呂に入り9時にJA近江富士のかたが迎えにきてくださり、なおかつ朝一の新幹線でかわいい奥様とかけつけてくれたメンバーの桜井さんとでいざ、ほ場へ。
 稲刈りの真っ最中のところが多いようです。
 広大な農地が多いです、東北みたいな錯覚も・・・。
 大豆は葉っぱが虫に食われているとはいえまだ青々とした状態。タマホマレ、オオツル、フクユタカの3種が作られているとのことでした。
 近江富士(正式名称は三上山)に見守られながら作物はすくすくと育っているようです。こないだの大型連続台風にはなんとか持ちこたえたようです。
 タマホマレは一株につくさやの数がたくさんで収量のいい品種だそうです。たくさん写真を撮りましたがデジカメではないのでホームページには載せられないかな、そのうち埼玉屋さんがUPしてくれると思います。
 たまちゃんの枝豆が食べてみたいですね。
 数カ所見学したあと・・・なんとその中には新幹線の線路のすぐ下と言うのもあり、ということは新幹線に乗車したかたには進行方向大阪方面に対して左側真下にその畑が眺められるのです・・・、近江富士農協のカントリーエレベーターを見学いたしました。いまはお米(こしひかり)の収穫まっさかりということで日曜日なのに忙しそうでした。巨大な建物です。
 会議室でいろいろと説明をいただき助かりました。
 タマホマレの豆腐業界への「うけの悪さ」から今回のことがなかったら数年後にはタマホマレは生産中止に追い込まれていたものと思われます、つまりほとんどフクユタカとなり一部オオツルになっていたもようです・・・ラッキーでした。
 農業生産性(反収)がいいのに生産中止に・・・、おかしなことです。
 ていねいな説明でほんとにうれしかったです、たまちゃんをりっぱに豆腐にしなければという使命感を感じながら駅まで送っていただきました。
 
 京都。 ひとが多いなあ。
 お昼を食べたあと名店の「とようけ屋」さんを訪れます。
 びっくりしたのは観光客はいうまでもないことですが、地域の奥様たちが次から次へと買い物にくることです、これはすごいことでです。一般に全国のわたしたちの職業を始めとして自家営業店舗の昨今の事情はいまさら私が述べるまでもなく、地域で全く死んだような状態にあることです。
 昔の「地域の共生」というものは利害を越えた生活の互助 というものが前提にあったことは現在と同じですが、さらにその前提として経済的な互助というものがありました、このへんは皆さん意地になってことばにはしないみたいですが。 今はほとんどがサラリーマン化してしまったためにそういうことは忘れられてしまっているようです。
 現在でも活気のある商店街はいくつか・・・メンバーの桜井さんのいる目黒の商店街もそうですが・・・ありますが、ほとんどは元気がありませんね。
 「とようけ屋」さんの千客万来ぶりはすごいことです。
 活気のある奥の仕事場もちらりとみながら買い物をいくつかして「とようけ茶屋」さん、六本木ヒルズにあるのと同じ「ふじの」さんにも行き・・・とうふカステラはとてもおいしかったですよ・・・お祭りでごった返している市内をこんどは「近喜」さんを目指しました。
 乗ったバスは満員御礼。
 まあとにかくひどい渋滞でした。
 「近喜」さんは四条河原町の高瀬川沿い・・・というよりもその裏側は鴨川です、川に向かって、なんて言うんでしたっけ縁台を出したりするのかな。
 お忙しい社長さんを呼んでいただいてしまい恐縮いたしました、社長さんはボランティアで川そうじをしているところでした。まったく腰の低いきさくな方で仕事場を案内していただきました。実るほどこうべを垂れる・・・、かたでした。このお店は京都でいうと山の手にあたるのでしょうか、「とようけ屋」さんとは対照的なローケイションになります。祇園もすぐそばです。昔から料理屋さんへの供給元となり日々切磋琢磨の豆腐製造をされてきたのだと思います。今東京で「京豆腐」と言われたらここのことを指すのではないでしょうか。
 いずれにしても地域との互助・経済共同体の中でがっちりとした企業として育ってきたのでしょう。

 両店舗ともに京都の町屋の活力を感じさせてくれ、感動いたしました。

 金山さんに駅まで送っていただき小生は千枚漬をおみやげに買い、奈良の柿の葉寿司をお弁当に買って帰りの新幹線に乗りました。
 帰りはさすがみんな無口でした。
 お疲れさま。

 完