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55歳新人豆腐屋
2007.1.07

 福岡県の宗像市というのがどういう町かはわかりませんが、豆腐屋をやりたい・機械はもうセットしてしまった・今井戸掘り中という方が秋に2回当方を訪れいろいろとおしゃべりをいたしました、高速を一昼夜走り続けてやっとこさたどり着いた感じで仕事しながらのおしゃべりで客人に失礼なことをしてしまいましたが、そのご夫婦が暮れの12/1に豆腐屋を開業しました。
 食い歩きが好きとのことでお勝手で豆腐をつくるのはお手の物とのことでした。気持ちが高じて思い切って脱サラし55歳で豆腐屋を開業です。・・・普通だとやめさせるでしょう。事実うちへ"脱サラ豆腐屋開業"の話をもってくる方にはおおむね"やめさせる"ように話をススメます、今では話をしないことにしています。
 実は2回目(開業2週間前)に来たときご自分の作られた絹豆腐と途中で買ってきたよその年季の入った豆腐屋のざる豆腐を持ってきてくれました。
 フクユタカなので比較的楽にできてしまうとはいえ、まったくの独学でひと月びっしりの学習で「あれれ・・・」というできばえでした。やや堅すぎできめ細かさにわずかな不満がありましたが、いっしょにもってきたざる豆腐よりははるかにおいしかったといえます。材料は両方ともフクユタカです。フクユタカは寄せが簡単にできてしまうがゆえの欠点がもろにでているざる豆腐でした・・・大豆に真剣に向かい合っていない。
 だれにもおそわらず基本中の基本を機械屋に教わってあとは試行錯誤で一ヶ月。
 ひたむきにひとつのことを追い求めるとこういうことになります。
 新規に豆腐屋が始まるのはうれしいことです。
 しかも私より年上の・・・。
 当人の弁によれば「生涯現役の仕事がしたい」とのことでした。
 その後のお手紙ではやはり失敗はつきものではあるにせよ日々健闘中とのこと、地域でもお客様に喜ばれているとのことでした。
 お世辞抜きでにがり技術は平均は確実に超えてしまっているので、失敗の確立も下がるとともにより遠くからもお客さまが訪れるようになると思います。
 ひとこと付け加えると、持参したざる豆腐の"おごり"を反面教師に、謙虚に大豆と向き合ってくださいということです。生涯現役とは生涯修行ということです。

 福岡県宗像市の和田さんという豆腐屋さんです。
 ご近所・近県のかたはぜひ食べてくださいね。

 福岡トヨタ古河店の公式ページに紹介されていました。12月21日の項です。
 「さつき豆腐店」
 住所:宗像市牟田尻1694 電話:0940−62−3346  定休日:月曜日