TOPのINDEXへ 全国大豆めぐり
全国大豆めぐり

白光

埼玉県秩父盆地。茶目、大粒。甘いタイプのエンレイといった感じ。
生産量は多くはないが珍品というほどでもない、ただし秩父の外にはまず出ない。

2004


12.04 昔からずーっと名前だけは聞いていたが手にできたのははじめてである。生産量の問題と地場産振興という点からほとんど産地周辺でしか加工されないというものである、まことにいいことである。ナショナルブランドの存在は不可避であるが、こういった地域だけのものもあっていいと思う。
 以前大桃さんから聞いた話ではうまい豆であるという記憶がある。一方問屋さんや多くの同業者の話では「おもしろくない」豆である、というのが大方の評価であったと思う(もちろん秩父の業者はこんなこと言うとは思えない)。問屋さんが良くないと言ってるということは取引先の豆腐屋が「良くない」と言っていることのまとめ見解であると思う。

 茶目の大粒。やや焼けた感じの色。大粒の小といった大きさ。
 期待はしない、・・・でも大桃ちゃんが・・・。

 13度程度に煮る。
 豆乳は・・・・、おいしいです。
 寄せは・・・・、ふつーです。だだ茶やすずかり、雪ホマレの「急速なじみもろもろ」性はない。いたって簡単でたぶんエンレイ系、それも新潟エンレイレベルの甘くてうまい高タンパク系かなと思う。
 ただし13度ということで例の14.・・度あたりから表れる「越えた」味というものはないので、こちらはあしたにでもやってみようと思う。
 13度でこれだけ甘ければ、「びっくりするほどの甘さ」というものはないが旨みを加算すればりっぱな大豆と言える。なんで評価が低いのかわからないといことと同時に大桃さんの見解の正しさに頭が下がる。
 世間の評価なんてこんなものである。

 できたてのしか味わっていないので完全な評点は付けられないが合格点は間違いないだろう。
 
 高濃度の調査できちんとした評価ができると思う、あしたかあさってやります。


12.05 きょうは14.5度くらいを目指して煮る。
 やはりというか予想どおりのへんな煮え具合となってしまう。
 きのうの薄いほうがずーっとうまい。

 寄せ特性は極めて良くそんなにどろどろとはなっていないのでもっとうまくなるはずである。
 あさってやろう。

2005

1.24 前回よりやや濃く、やや軽く煮る。
 ちょうどいいのではないかという炊き具合。
 飲む豆乳としてもうまい。
 寄せると軽くどろどろが感じられるのだがきれいに寄る・・・寄せるというより、寄ってくれるという感じ。
 豆腐は豆乳として飲んだときと比べるとやや甘味が予想外に落ちているのが感じられるのだが甘い部類にはいると思う。
 小鹿野あたりでとれたものと思うが、両神山に行くためにはかならず通る町だ。
 小鹿野高校の今野頼治先生は『両神山』をものしたえらい先生です。
 なつかしいなあ。


1.25きのうよりはややや濃く。欲が出るものである。
 ただしきのうより軽くしかし長く煮る。

 豆乳がはりうまい。
 ややどろで寄せが心配ではあったがきれいに寄ってくれる。
 うまい豆腐である。

 この大豆を増産して県外へも・・・・という動きがあるのだがやめたほうがいいと思う。
 秩父のオリジナルのままのほうがいいと思う。
 現在の高い価格により全国市場で同じ価格帯のフクユタカ、ムラユタカ、ミヤギシロメ、ナカセンナリ、等々と闘うのは無理だと思う。
 稀少・「地」という付加価値で高額で売ったほうがいいと思われる。


2006

2006.7.20 丸合の白光中粒である。記事は書かなかったのだがこの2月に試験した白光大粒と比べるとやや外見が違う。
 芽の色はこれはうすい茶色。2月のはもうちょっと白かったと思う。
 皮の色に特徴がありこれはこないだ蒔いた伝津久井在来2種と同じくてかっている/光沢があるのに対して、2月のはつや消ししてある感じでやはりこないだ蒔いた「りせん」と同じ皮色であった。この「つや消し」こそ在来種に多いのだが・・・。
 7.19.隣りに無肥料・コンバイン収穫のさやなみをおけに入れてありこれから水に漬けるのだが丸合とはいえ虫飛び散り汚粒の無農薬さやなみよりはきれいである。

 7.20 オーディナリーではなかった。オーディナリーという言葉には"ありふれた、つまらない、陳腐"というニュアンスがありただ単に「普通の」という捉え方はしたくない。
 陳腐どころかスペシャル白光の流れを引く種である。スペシャル-2月の白光-きょうの白光、・・・ひとつながりである。列記した順の序列となる。
 同じ問屋さんから時々手に入った白光は見かけは似ていても味はまったく別物のようなのが今まで入っていたわけで「白光=だめ大豆」というイメージが出来上がってしまっていたのは自分だけではないはずである、実に多くの加工者は白光はダメと言っている。農家や土地の差ではない差。・・・種である。
 白光は秩父の宝物である。
 秩父は「秩父県」と言われているほど独立自尊の気風の高いところである。
 できることならかの地の雄雄しいか加工者の占有物であったほうがいいと思う。
 所沢、大宮、川口・・・で作ってもしまらない、同じ埼玉県だけど。
 といいつつも遊び程度に使わせてください、ごめんなさい秩父のみなさん。
 スペシャル、準スペシャル・・・すばらしい大豆です。