TOPのINDEXへ 全国大豆めぐり
全国大豆めぐり
南部シロメ
岩手県。大、中粒。白目。比較的早生。ネマシラズと北見長葉kのかけあわせ。
甘味系。岩手県内専用のような感じで県外では知られていない。。
2004
2004.8.21 一関での試食会用にということで用意する。やや濃い目に煮たのだがへたり、どろりとはならないで上手に炊ける。
すずかりのあとだったので「たいした甘味・うまみはないな」と感じたのだが冷えてから食べてみるとうまかった。甘味はやや劣るのだがうまみがいい。
ネマシラズと北見長葉kのかけあわせということ。
岩手県から外に出ないということで県外では知名度はあまりないようだ、逆にこういうのって地域起こし的にはとてもおもしろいと思う。
今回のは風袋の底のほうにこなごなの豆があったりでいかにも「丸合」であったにもかかわらずこれだけ味がいいのであるから程度のいいものはかなり期待できると思う。
業界紙の『フードジャーナル』では岩手県産の白(黄)大豆について、きびしい評価がくわえられているようだ。すなわち産地・生産者によってたんぱく質のばらつきがあるということだが、そもそもわが国の国産大豆は狭い国土とたて長という条件を考えると、品種に関係なく多少のばらつきがあるのは当たり前のことで全国どこでも同等の条件と考えてもいいと思う。
極力安定した品質のものを作るというのはものつくりの義務だが、自然のものはそうとばかりはいかない。といっても天と地ほどの差があるならまだしもほとんどは微々たるものである。多少の不安定に即時対処できる技術をものつくり側が修練することこそ必至なのである。
天からの授かりものに対して加工する側のわがままだけをものさしにするのは良くない。
今回のすずかり・南部シロメとの出会いの感動にこういった非見識の記事をみせられるとものつくり側の怠慢を多いに感じる。いつも言っているように「たんぱく質の少なさ」などどうでもいいことである。大事なことは「うまさ」である。
スズカリ、南部シロメともに優秀なかつさわやかな色気たっぷりのいい大豆である。
岩手県の農家のみなさん、米よりももっと大豆を作ってください。